動画配信サイトhulu(フールー)で、海外ドラマ「ニキータ」を観ました。 リュック・ベッソンの名作「ニキータ」の続編を描いたテレビ版「ニキータ」のシーズン1第1話のあらすじです(ネタバレあり)。 「ニキータ」は元々フランス映画ですが、過去にアメリカ版のリメイク映画『アサシン 暗・殺・者』(超駄作でした・見たけど内容忘れた)97年版のテレビシリーズ『ニキータ』(未見です)と何度もリメイクされています。 |
そんな『ニキータ』、リメイク3作目にして主演は初のアジア系女優マギーQ「ハワイ・ポーランド・アイルランド系米国人の父とベトナム人の母の間に生まれる(Wikipediaより)」だそうで、ルックス的にはアジア色が濃いですね。
マギーQは日本でもモデル経験があるそうですが、記憶にないですね。
でも、「『ダイ・ハード4.0』でジョン・マクレーンの敵役の一人を演じた」と聞いて、ああ、そういえばそんなアジア系の女性が出ていたなと思い出しました。
ルックスはともかく、元モデルだけにスタイルが凄くいいです。
近年のアメリカ圏で売れたアジア系女優といえば、ドラマ「アリー・マイ・ラブ」や映画「チャーリーズ・エンジェル」に出ていたルーシー・リューなんかが思い浮かぶけど、彼女は身長160cmと小柄で(160cmは公称で、実際はもっと小さいのでは・・・・)「チャーリーズ」とか見ていると、足がかなり短くてスタイルはいまいちでした。
でも、マギーQはアジア系にしては上半身と下半身のバランスが欧米人並。
水着のシーンで「足、長っ」て思いました。
そんなマギーQのスタイルやファッションも楽しめるドラマです。
日本では海外ドラマ専門チャンネルAXNの「ニキータ」サイトが充実しています。
相関図やキャストの詳細は→AXN「ニキータ」
個人的には是非、元祖の映画「ニキータ」を観てから、ドラマを観てほしいと思います。 それにしても、もう20年以上前の映画なんですね。 時の流れの早さにびっくり。 ドラマは映画「ニキータ」の3年後という設定から始まります。 |
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ディヴィジョン・・・アメリカ政府の秘密組織。スパイ活動と要人暗殺を実行する
ニキータ・・・元ディヴィジョンのスパイ、暗殺要員
マイケル・・・ディヴィジョンで暗殺者を教育、監督する上官
パーシー・・・ディヴィジョンの最高責任者
アレックス・・・ディヴィジョンに見出された、新たな候補生
ニキータ シーズン1 第1話「戦いの幕、再び」 ストーリー
ミシガン州デトロイトのドラッグストアで強盗殺人を犯した少女アレックスは駆けつけた警官に逮捕される。
殺人を犯したのは逃げた仲間の一人で、自分ではないと拘置所で暴れるアレックス。
物陰からディヴィジョンの教官マイケルが、その様子を見つめている。
ベッドで目覚めたアレックスに、マイケルが語りかける。
「ここは刑務所じゃない。ミシガンでもない」
そしてマイケルは言う。
「君は11月1日、刑務所で自殺したんだ」
遺灰はここだと墓地の写真を見せたマイケルは、「君にチャンスをやろう」と言い、若くて美しい白人女性で、身よりも経歴もない、そんな条件が揃うことまずないから君が選ばれたと告げる。
ニュージャージー州。車の中で悪夢から目覚めたニキータが向かった先は、かつて養子として育った家だった。
ニキータは、数年ぶりに会った養父に「たちの悪い連中とつるんで、薬漬けになった。あんたを忘れたくて」と過去を語る。
「記憶にはないけど、警官を殺したらしい。18だったから第1級殺人罪に問われて死刑を科せられた。死刑は政府のディヴィジョンという組織に表向き仕組まれたもので、『チャンスをやるから国に仕えろ』と言われた。規則を破るまでは模範生だった」と語る。
「何をしたんだ?」と問う養父に「恋をしたの」と答えるニキータ。
ダニエルという民間人と付き合い始め、普通の暮らしがしたくなったが、組織は彼を事故に見せかけて殺した。組織はまだ自分を追いかけている。組織から情報を求められているのならこのメッセージを伝えてほしいと言い「これで準備完了」とニキータは言う。
アレックスはディヴィジョンの訓練生となる。
ディヴィジョンではサフワニ将軍の国連演説を阻止するためのミッション「ブラック・アロー」が進行中。マイケルもそのミッションに関わってたが、突然「ニキータが仕掛けた罠にかかったぞ」と言われ、ミッションから外される。
「見つけ出して、必ず殺せ」
と上官パーシーから指示されるマイケル。
養父の元に現れたマイケルとディビジョンの要員は、執拗に「準備完了の意味は?」と養父に尋ねるが話にならず、養父は要員に射殺される。
墓地に立つニキータ。
かつての恋人ダニエル・モンローの墓前で、プロポーズされた時の事を思い出す。
渡されたダイヤの婚約指輪、「これは夢じゃないと約束して」と胸に飛び込んだ自分・・・・・。
ニキータは指輪を外し、そっと墓前に置く。
ディビジョンではそのニキータの様子が衛星写真で克明に記録されていた。
「向かえ。マイケルを待つ時間はない」
パーシーが指示を出す。
アレックスはディヴィジョンのアマンダという教官から「ウクライナ人の訛りをとるには5年かかるはずなのに、あなたの英語は訛っていなくて驚いた」と突然言われる。
「ウクライナ人の少女が身分を偽るのは、ボートで同じような少女たちと一緒にこの国に売られてきたからでしょ」というアマンダに「私は途中で逃げた」と答えるアレックス。
墓地に現れる、武装したディヴィジョンの要員。
ダニエルの墓前にひざまずくニキータに銃弾が降り注ぐが、それはマネキンだった。
車の中から衛星を見て指示を出すバーコフの頭に、銃が突きつけられる。
後部座席にいつの間にか潜入していたニキータだった。
車ごとバーコフを拉致したニキータは、ディヴィジョンのネットワークへアクセスする方法をたずねる。
「コードを言えば、パーシーに殺される」
と言うバーコフ。
「アクセスするのは逃げ切るためか」と問うバーコフに「もう逃げない」と言ったニキータは「宣戦布告する気か?」と聞かれて、無言で意味有りげな顔をする。
「あなたなら私に必要な情報を必ず引き出せる」とニキータは言うが、「目的達成には多くの犠牲が必要だ。まず僕を殺せ」とバーコフは言う。
その頃ディヴィジョンでは「バーコフの体内追跡装置が復活した」とマイケルと要員が現場に向かうが、公園の遊具に縛り付けられバーコフだけが見つかる。
ディヴィジョンの訓練所ではアレックスが他の訓練生から「ブラックアロー計画の実行場所はウィックランドホテル、標的は西アフリカのVIP、サワニだかサウィーニー将軍」と聞く。
ニキータは何者かの協力により「ブラック・アロー 標的サフワニ」というメールを受け取る。
ニューヨーク。ウィックランドホテルの一室。多くのボディーガードに囲まれたサフワニ将軍が食事をとろうとしている。
ロビーにいたボディーガードはしかし、ホテルのボーイに扮したディヴィジョンの要員によってトイレの一室に監禁される。
「成功だ」そいう言って要員がトイレから立ち去ろうとした時、ニキータが現れる。
トイレでディヴィジョンの要員を二人倒したニキータは、サフワニの部屋へ向かう。
部屋にいたサフワニのボディーガードを倒し、スタンガンでサフワニを失神させ、台車に乗せて運び出すニキータ。
廊下にディヴィジョンの要員が現れる。
駆けつけたサフワニのボディーガードと要員がもみ合っている隙に、ニキータは地下の駐車場へ移動し、車にサフワニを運び込んで逃げ出す。
「将軍、国連に着きました」
車を停めるニキータ。
「あなたはサミットの前に殺されるはずだった。あなたの国の原油は海外資本が牛耳っている。内戦が終われば、あなたは彼らを追い出すわ。だから組織に暗殺依頼が出されたの」とサフワニに説明するニキータ。
「自分はその組織の敵だから」と言い残して、ニキータは立ち去る。
アレックスはアマンダを脅して施設から逃亡しようとするが、アマンダに説得されてあきらめる。
ワシントンDC、センテニアル財団。
パーティー会場にいるパーシーとマイケルの前に、ニキータが現れる。
銃撃戦となって逃げだすニキータ。
追い詰めたマイケルが「逃げ出したのに、なぜ戻って来た」と尋ねる。
「パーシーを止める」と言うニキータに「彼が開き直り、全てを暴露すれば、この国は再起不能になる」と言うマイケル。
「逃がすか、ここで殺してよ」というニキータに「行けよ」とマイケルは言う。
突然マイケルの肩を銃で撃つニキータ。
「浅い傷よ、これで組織には疑われない」と言い残して逃げるニキータ。
ディヴィジョンではパーシーが「これは戦争だ」と、要員にニキータ暗殺を指示する。
ニキータの隠れ家。メールが届く。
「さすがは伝説の女。脱走計画は闇に葬られた。私を疑ってもいない」。その送信先はディヴィジョン内部だった。
メールの送り主はアレックス。
コンピューターの訓練をするふりをして、外部のニキータと通信していた。
「私の教えを守って」とニキータから返信が来る。
「これからよ」アレックスが強盗した時と同じマスクがニキータの隠れ家にあった。
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初回なので、説明が長くなりました。
基本は映画「ニキータ」と同じですが、恋人が殺されたという点は違っていますね。
このあたりは映画を観た人にはちょっと気なるけど(ならないか、もう20年も前だし)、初見の人にはすんなり入っていけるストーリーかなと思います。
冒頭でディヴィジョンにスカウトされた少女アレックスは、最後にニキータの協力者だとわかります。
まあ、怪しくて、マイケルすらニキータを逃した時点で組織に反抗的なのかなと思うし、女性教官のアマンダもなんだか謎です。
ていうか、秘密組織の割にはセキュリティが甘々で、アレックスがあっさり外部のニキータと通信できてしまうのはどうかと思いますけど。
きょうび、普通の一般企業でもそういうことすれば露見して叱られますが(笑)。
マギーQの容姿は基本的にはキレイなんだけど、時々瞬間的に「疲れたアジアのおばさん」に見えることもありますね。
ステキな女優さんだとは思うけど、まあアジアの人間としては、アメリカのドラマなら欧米人の主演がやっぱりいいなと。
まあ、自分がアジア人だから、当然アジア系に偏見はないけど、何というか、見ていて「海外ドラマ」の感じが薄まるっていうのか・・・・。
気になった方はぜひ、hulu(フールー)で!
つづきは→「ニキータ」シーズン1第2話
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