2017/08/10

「トゥエンティーフォー」シーズン2第1話 午前8時~午前9時

 大統領となったパーマーは束の間の休暇を息子と楽しんでいたが午前8時、1本の電話によって司令部へと急行する。政策スタッフも緊急召集された会議室でNSA(国家安全保障局)のレイバーンは「核爆弾がLAのどこかに隠されていて今日中に爆発する」という情報をつかんだと報告する。妻テリーの死から1年半、CTUを辞めたジャックは実家を出て住み込みのベビーシッターとして働く娘キムに会いに行く。パーマーから緊急事態を知らされ、CTUへの復帰を要請されたジャックは、キムの安全確保を交換条件に仕事に復帰するが・・・。


 動画配信サイトで「24-TWENTY FOUR-(トゥエンティーフォー)」を観ています。
 2017年8月現在hulu、Amazonビデオ、dtvなどでまだまだ「24」は絶賛配信中です。



 ★過去の全エピソードのリンクは→海外ドラマあらすじ一覧「24-TWENTY FOUR-」をご覧ください。


 韓国、ソウル、午前0時。男が自白剤を投与され拷問されている。何かを囁く男。それを聞いた係員は慌てて別室のアメリカ軍人たちの元へ行き告げる「今日です」。軍人の一人が急いで国際電話をかけ、NSA(アメリカ国家安全保障局)のレイバーンを呼び出す。

 大統領となったパーマーは休暇中で、オレゴン州のオスウェゴ湖で、息子のキースと釣りを楽しんでいたが、同行している護衛官の無線に「緊急事態」の連絡が入り、レイバーンと会うために車に乗り込む。

 キムは、ベビーシッターとしてロサンゼルス市内にあるマシスン家で働いていた。

 CTUのロサンゼルス支局にもNSAから緊急事態を知らせる連絡が入る。NSAがジャック・バウアーを呼び出すよう要請していると知ったトニーは「何でだ?」と不思議がる。

 司令部に駆けつけたパーマー大統領はレイバーンと対面する。
 レイバーンは、
「国内にテロリストの核爆弾が存在する。場所はロサンゼルス。しかも今日爆発する」
 とパーマー大統領に報告。パーマー大統領から「どうやって知った?」と問われたレイバーンは、自爆テロで死んだはずのファヒーンという中東系の男が、実は生きていて5日前フランスで目撃された。ファヒーンと一緒にいたパクを拘束して尋問したところ(それが冒頭の拷問シーン)、ファヒーンが今日のロサンゼルスでのテロを2年間準備していたと白状した。ファヒーンが属している組織は、比較的新しい分派で「第二の波」と呼ばれている。「第二の波」は公式には中東諸国から未承認の組織である、と説明する。パーマー大統領から「非公式には?」と問われたレイバーンは、「第二の波」を非公式に支援している中東のある国家の資料をパーマー大統領に見せる。
「首相に電話だ」
 と指示するパーマー大統領。

 キムは、働いているマシスン家の主人ゲイリーから意味ありげな視線を送られ困惑する。ゲイリーは妻が出かけたあとキムに「いい体しているね」などと言葉をかけ、さらにキムを困らせる。

 パーマー大統領は、テロリスト集団「第二の波」のキャンプ地が国内にあるという国の首相と電話で会話する。首相はキャンプ地の存在を否定し、「非難なさるのは、おやめ頂きたい」と抗議する。パーマー大統領は、もし今日爆弾が我が国で爆発すれば即時に報復する。貴国は破滅するだろうと警告する。

 ジャックは、キムの働いているマシスン家に「お前の顔を見たかった」と会いに行くが、キムは「パパに会うとママを思い出すから、今は無理」と言ってジャックの前から早々に立ち去る。

 NSAのレイバーンはパーマー大統領に、国防総省ともっと突っ込んだ話をするべきだと助言するが、パーマー大統領は「報復の時期を話し合うのはまだ早い」と言う。それでも「大統領、お言葉ですが・・・」と執拗に助言を続けようとするレイバーンの言葉をさえぎって「今、一番大事なのは国民を守ることだ」と言うパーマー大統領。

 アラブ系イギリス人のレーザが、婚約者のマリーに会いに来る。マリーの姉のケイトは、レーザに不信感を抱いている。

 レイバーンは「ジャック・バウアーが今すぐ必要だ」とメイソン支部長に電話する。メイソンはレイバーンに、大統領から直々にジャックに連絡して欲しいと言う。キムの元から帰宅したジャックは、パーマー大統領から電話があり、「力を貸して欲しい。君は命の恩人だ、他の誰よりも君を信頼している」と言われ、緊急事態であることを告げられる。

 キムは、ベビーシッターをしている家の妻カーラが帰宅して、一人で何かを包装しているのを見て「私がやります」と言うが、カーラはそれを強く拒んで、子供と二階に行って欲しいと言う。

 CTUでは支部長のメイソンが、全職員に「最優先任務が発生した。テロリストが核爆弾の使用をもくろんでいる。場所はここ、ロサンゼルス。爆発のタイミングは今日だ」と発表する。

 レイバーンはパーマー大統領に、統合参謀本部との会談を望んでいるが、大統領は「これは軍事作戦ではない。テロ攻撃の危険性が高い」と反論して、軍の介入を拒む。

 ファヒーンはアジトにやって来る。そこでは手作業での核爆弾の調整が進められていた。

 CTUの新メンバーでコンピュータプログラマーのポーラは「私にはやれそうもありません」とトニーに泣き言を言う。トニーは、君の代わりはいないとポーラを励ます。

 ジャックがCTUへやって来る。メイソンから核爆弾が今日ロサンゼルスで爆発すると説明を受けたジャックは、キムに「今すぐパパとロサンゼルスを出るんだ」と電話するが、仕事の邪魔をしないでくれと言われて電話を切られる。ジャックは「娘まで失うわけにはいかない」と、キムの元ヘ向かおうとする。しかし、小さな子供を連れて歩く女性の姿を見ているうちに気が変わる。CTUに戻ったジャックは、キムの安全をCTUが保証し、キムの様子を随時報告してくれることを条件に、任務に戻ること了承する。

 早速、会議の場で「地元組織のことを聞かせてくれ」と言うジャック。「見込みが高いのがジョセフ・ウォルドの組織です」と言うCTU職員のミシェル。ウォルドはかつて、ジャックが潜入捜査をして逮捕し刑務所に入っていたが、提訴して刑務所を出た後、別の容疑で起訴され公判を待っている状態だった。NSAが、ウォルドがテロ組織のメンバーと会っているところを目撃しているが、今、どこにいるかわからないと言うメイソン。ジャックは「今度の公判で決めてになる検察側の証人は?」と質問する。「マーシャル・ゴーレン。彼の証言で成り立つ裁判です」と答えるポーラ。ジャックはゴーレンを、今すぐここに連れて来いと言う。

 結婚式目前のアラブ系イギリス人レーザは、婚約者マリーに元カレがいたことで不機嫌になる。マリーの姉のケイトは「妹はキズモノて言いたいの」とレーザに言う。レーザはケイトに怒りの眼差しを向ける。その時ケイト宛の電話がかかってくる。それはケイトがレーザの身辺調査を依頼した探偵からだった。探偵はレーザが、テロ組織に資金調達している人物サイエド・アリと取引している記録があると言う。

 パーマー大統領は、統合参謀本部と話し合いはしないと言ったにもかかわらず、レイバーンがミーティングの予定を入れていると知って「勝手な先走りはやめろ。身内に足並みを乱されては困る」と怒る。

 メイソン支部長はジャックの言うとおりゴーレンを連れてくるよう手配するが、ジャックは計画の全容をメイソンに知らせようとしない。「俺には一切説明もなしか」と怒るメイソン。そこにゴーレンが到着する。ジャックはゴーレンに資料を見ながら「未成年者誘拐8件、児童ポルノ2件、第一級殺人」と言うが、ゴーレンは「ああそうだが、取引したからチャラだ。あとはウォルドについて証言するだけ。それで自由になる」と笑う。
「・・・・・・」
 無言でゴーレンを見つめるジャック。薄笑いを浮かべるゴーレン。次の瞬間、ジャックは突然銃を手にすると、ゴーレンの胸を撃つ。
「よせ!何するんだ、ジャック」
 と驚くメイソン。
「ヘリコプターと援護部隊を用意しろ。15分後にここを出る」
 とメイソンに言うジャック。さらに倒れたゴーレンの首筋を触って「弓ノコがいる」とジャックは言う。

 ベビーシッターをしているキムは、二階の子供部屋にいて、帰宅した主人のゲイリーが一階で、妻のカーラに暴力をふるう音を耳にする。そのあとゲイリーが子供部屋にやって来るが「浴室にいた」と嘘をついて、何も聞いていないふりをする。しかし、娘のメーガンを連れ出そうをして激昂するゲイリーに、キムも突き飛ばされてしまう。

 ジャックはCTUの洗面所で無精髭を剃り落とす。

 メイソンがCTUの職員に「今この瞬間から、外部に電話は一切禁止。家族や親戚にもだ」と言った直後に、やって来たジャックが事態を知ってキムに思いっきり電話してた(それもトゥワイス 笑)場面には笑いました。

 コメディじゃないことは、もちろんわかっているんだけど、2017年の今となっては笑っちゃう場面がかなりあるんですよね。

 テロ組織のネーミング「第二の波(second wave)」にしても、どうしてもコーヒーチェーン店かよ!(あっちは第三の波だが)て思ってしまって、笑いが・・・ドラマがリアルタイムで放送されていた当時(15年前)はなかったことでしょうな。
 でもって犯罪組織側の設定が複雑すぎ。シーズン1でもルー・ダイアモンド・フィリップスが出てきたあたりとか、話、広げすぎてとっ散らかっていた気がする。
 シーズン2ではもう初回から、テロリストとテロ組織と、それを支援する国家と、ジャックの過去の潜入捜査と、急に出てくる地元組織ジョセフ・ウォルドと、そして証人。部屋とYシャツと私じゃないんだから、犯人像の背景が複雑すぎて1回見ただけじゃ意味不明じゃったよ。

 ジャック、かっけーてならないんだなあ。
 なんだろうか、この「ぷっ」ていう陳腐な感じ。あれでしょ、漏れ聞いたとこでは核弾頭さえも、ジャックは一人で阻止できるんでしょ。
 なんだかなあ。それがおそらく、2017年の今日まで、私が「24」を見る気になれなかった理由かも。
 あまりに荒唐無稽だとね、感情移入できないもん。

 あと、ジャックが道を歩く親子の姿を見て、セリフはないものの、心の葛藤というか(この市民たちを守らなくては)という気持ちになる場面は、映画「ターミネーター」の「2」で、サラ・コナーが公園で遊んでいる子どもたちを見て、近未来の戦争をそこに重ねて、なんとしても阻止しなくてはという気持ちになる場面を思い出した。
 オマージュなわけはなくて、まあだいたいヒーローがヒーローになる時の理由て、そういうもんなんだろうな、と思いました。

 ただ2017年の今見ても、全然古臭い感じはありません。
 ラストのDVの場面は、音だけなんだけど怖かった。

 「24」視聴のおすすめは

 ◆ドラマ・映画・ライブ・ドキュメントが定額見放題のhulu(フールー)

 ◆Amazonプライムの見放題

 ◆【初回31日間無料/dTV】月額500円(税抜)で映画・ドラマ・アニメ・音楽ライブなど12万作品が見放題!

 ・・・・などです(一部の動画配信サービスでは配信が終了していることもあります)。

 ★エピソードの続きは、海外ドラマあらすじ一覧「24-TWENTY FOUR-」へ>>


にほんブログ村 テレビブログ 海外ドラマへ