2014/09/15

不条理な世界「ブレイキング・バッド」シーズン3第9話

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 ■シーズン3第9回 ざっくり言うと・・・
 ハンクは手術を受けるも成果が出ず、長期の治療が予想された。一刻も早くリハビリを開始したいマリーだったが、保険会社からの許可が下りず憤る。スカイラーは、保険の適用範囲外の治療にかかる費用は自分が負担するとマリーに約束する。一方、自分の取り分に不満なジェシーは、もっと稼ぎを増やそうと仲間と企てる。 (詳細は下記へ↓



ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第9話「不条理な世界」 ストーリー


 予定通りウォルターが完成させたブルー・メスは、ガスの経営する「ロスポジョス・エルマノス」の販売網を使って、各地へ輸送される。

 出荷前のメスを計量していたジェシーは、予定より1.5ポンド多かったため「来週分にまわす」と、余分なメスを取り出そうとするが、ウォルターに止められる。以前と打って変わって、どんぶり勘定の様子のウォルターに驚くジェシー

 会話できるほどに回復したハンクの病室に、ゴメスが「7週間は何もなかったが、突然広がり始めている」と、再びブルー・メスが出回っている事を伝えに来る。その話をそ知らぬ顔で横で聞いているウォルター。さらにハンクはゴメスに、「襲われる1分前に、警告の電話があった」と話す。
 スカイラーウォルターと二人だけになった時「家族やあなたは大丈夫なのか」と問いかける。「大丈夫だ」と言うウォルター

 ジェシーは薬物更生サークルで「クリーニングの会社で働いているが死んだ目のクソ野郎ばかり」と語る。

 ハンクの病室に、スカイラーの浮気相手のテッドからお見舞いの品が届く。体面上職場の上司として、お見舞いを贈っているテッド。何も知らないマリーは、スカイラーの職場や上司を「私が働きたい。上司のカガミね」と褒めちぎる。ハンクは下半身の反応を確かめる簡単なテストを受け、「神経機能が回復している」と言われる。

 ハンクの前では「回復している」と言った医師だが、別室でマリーに「期待しすぎないで。長い戦いになるし、歩ける見込みはあまり高くない」と伝える。さらに同席した病院の職員からは、マリーの望む治療は保険適用外で高額になると知らされる。それでもマリーは「最高の専門家を教えて」と、高額な治療やリハビリを受けようとする。そのやり取りを横で聞いているスカイラー

 弁護士のソウルから、ネイルサロンに呼び出されたジェシーは、資金洗浄のためにこのネイルサロンを買えと提案される。金使いが派手になると、国税庁に目をつけられ、脱税で投獄されると脅すソウルだが、手数料に17%と聞いたジェシーは、黙って店を出て行く。

 ウォルターは、ロスポジョスの養鶏場の事務所で「腹を割って話したかった」と、ガスに面会する。ハンクに警告の電話をした人物は、同時に自分の命も守ってくれたと言うウォルター。本来、暗殺者が狙っていたのは自分だが、標的をハンクに誘導された。しかし、この警告には双方が銃撃戦になって、暗殺が明るみに出ることで、アメリカとメキシコの政府もカルテルを警戒する。それによって、メキシコからアメリカに入ってくるメスは遮断された。もし、警告した人物がアメリカ側でメスを生産していれば、市場を独占できるし、利益も莫大だ。「君が私の命を救った。そればかりか、その手腕に感服した」とガスに語るウォルター。しかし、契約した3ヶ月が終わったら、どうなるのかと言うウォルターにガスは、「3ヶ月300万ドルの契約を、年契約にして、1年1200万ドルでいいか?」と提案する。さらに1500万ドルに内容変更も可能だと言うガス。ウォルターはそれを承諾したものの、帰り道で落ち着きをなくし、車を暴走させ、危うく事故を起こしそうになる。

 薬物更生サークルで「機会があったら何をしたい?」と質問されたジェシーは、高校の技術の授業で作った木箱が力作だったという思い出を語る。世話役から「その木箱はどうした?」と聞かれたジェシーは、最初は「母親にあげた」と言うが、思い直して「実は母親にはあげなかった。マリファナと交換したんだ」と語る。

 スカイラーが自宅にマリーを連れてきて休ませようとしている時、スカイラーの上司のテッドが訪ねて来る。マリーがバスルームへ行ったあと「少し話したい」とテッドが言うが、スカイラーは「ハンクの件で気が抜けない」からとテッドを追い返そうとする。「それでも、話したい」と、二人の不倫関係について話し合おうとするテッド。しつこく食い下がるテッドに「今すぐここで言わせたいの?」とスカイラーは叫び、スカイラーの気持ちを悟ったテッドは「間違いだった」と言い残して帰って行く。

 ジェシーは仲間のバッジャーとスキニーピートに「元に戻って、俺たちで売ろう」と提案する。もうRV車もないのに、どうやってメスを作るのか、と言う仲間にジェシーは、ストリートでは売らない、「新しい市場」で売る、あと必要なものはメスだけだ、と言う。

 ジェシーは、ラボでメスを出荷するため、ウォルターと二人で計量作業をしている。箱詰めにされたメスを測りに載せ、実際の重さより少なめの数字を読み上げるジェシーウォルタージェシーの不正に気づかず、言われたままの数字を記録する。

 ジェシーが参加している薬物更生サークルで、新しい参加者として紹介されるバッジャーとスキニーピート。二人は他人のふりをして、メスのせいで悩んでいるとウソの話をでっち上げ、「ブルーのやつがストリートにまた戻って来た。あれが忘れられない」と、ブルーメスの効果がいかにすごいか、たまらないかという話を参加者達に聞こえよがしに語る。

 マリーはハンクの医療費の高さと、保険適用外であることの理不尽さに憤る。スカイラーはその様子を見て「あなた、治療費を出しましょう」とそばにいるウォルターに言う。「お金なら充分ある、彼が稼いだから」と言い出したスカイラーを「やめないか」と止めるウォルター。しかし、スカイラーは「マリーに事実を話す」と言って、ウォルターがギャンブルでガンの治療費や家族に残すお金を稼いだのだとウソの話を語り始める。ウォルターも慌ててスカイラーの作り話に口裏を合わせ、二人はマリーにギャンブルで稼いだ大金があるから大丈夫だと思い込ませる。マリーは「いくらあるの」とウォルターにたずね、「7ケタはある」と答えるウォルターを見て「ウソでしょ、すごい」と驚くが、スカイラーも驚いた顔でウォルターを見ている。  マリーがいないところで、スカイラーウォルターに「ハンクの件はあなたが原因でしょ?だとしたら無視できない」と言う。ウォルターは何も言い返せず、黙っている。

 

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 ドルで「7ケタ」というと、最低でも「1,000,000(百万)ドル」ですね。1ドル100円として、日本円で1億円。
 スカイラーもその額を知って、驚いた様子でした。
 ウォルターもあのままRV車でつくっていたら、せいぜい日本円にして数千万円どまりだっただろうけど、ガスのラボで作るようになって、一気に儲けも跳ね上がったようです。
 そして、スカイラーの言うとおり、原因はどう考えてもウォルターだもの。黙って見過ごすわけにはいかないでしょう。

 それと・・・・スカイラーとテッドの関係はあれで終わったということ?
 ちょっとストーカーっぽくなっていたテッドは嫌な感じでした。ルックスとお家は素敵なんだけどねえ・・・・。

 気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!

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