動画配信サイトhulu(フールー)で「ブレイキング・バッド」を観ています。
■シーズン3第10回 ざっくり言うと・・・
大量のドラッグ製造に追われ、精神的な疲労を覚えるウォルター。あまりの作業量の多さにアシスタントを雇おうとジェシーは提案するが、ウォルターは全く取り合わない。ある日1匹のハエがラボに侵入し、2人はハエ退治に夢中になり一晩を過ごす。そしてウォルターは、忘れられないある日の出来事をジェシーに語り始める。 (詳細は下記へ↓)
ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第10話「かなわぬ最期」 ストーリー
午前2時、眠れないウォルターは天井の火災報知機のランプを見つめている。午前6時、起き上がってラボに向かう支度をするウォルター。
ラボの機器を清掃するウォルターとジェシー。ジェシーは「こういうこと、メジャーリーグなら雇った人間にやらせるだろ」と不満を漏らす。
作業後、ウォルターは「生産高が減っている」と言う。「予定より多めに作った分が、足りない」と言うウォルター。「容器に残っていたドロドロじゃないのか?」としらばっくれるジェシー。ウォルターはジェシーが帰ったあともラボに残り、イライラと計算を続ける。すると、一匹のハエが現れる。ハエを捕まえようと追いかけるウォルターだが、ハエはしぶとく、なかなか捕まらない。ウォルターはラボ中を駆けまわり、ハエを追う。
一夜明けた翌朝、ラボに来たジェシーは、車の灰皿にジェーンの口紅の着いた吸い殻があるのを見つける。吸い殻を一度手に取り、また元に戻すジェシー。
ジェシーは、ウォルターがハエを追って一晩、ラボで夜を明かしたと知って驚く。ハエを「汚染物質」と呼び、ハエを駆除するまでは作業も止めると言うウォルターを説得して、外で気分転換しようと連れ出すジェシー。しかし直前で、ウォルターはドアに鍵を掛け、ジェシーだけを締め出す。ジェシーは1階のクリーニング工場にある、ラボのブレイカーを落として、ウォルターを観念させる。
ジェシーが買ってきたハエ取り紙をラボ中に吊るすことで、ひとまず納得するウォルター。ジェシーはさらに、ウォルターにコーヒーをすすめ、ウォルターを休ませるためにこっそりそこに睡眠薬を入れる。何も知らず、睡眠薬入りのコーヒーを飲むウォルターだが、睡眠薬の効果はなかなか現れない。
ジェシーは昔、ガンの叔母の面倒を見ている時、野生動物のオポッサムを駆除した話を語りだす。オポッサムを駆除したあとも、叔母はひどく警戒し、結局その原因はガンが脳に転移したからだったと言うジェシー。それを聞いてウォルターは、定期検診に行ったが症状は落ち着いていると話したうえで、「長く生き過ぎた」と言い、スカイラーに今やっていることが知られる前に死んでいれば、いい思い出だけが残ったと悔やむ。自分は本当はいつ、死ぬべきだったのかと考え始めたウォルターは、「あの夜だ」と、ジェーンが死んだ夜のことを語りだす。生まれて初めて一人でバーに入ったんだ、見知らぬ男が話しかけてきたがあれがジェーンの父親だった。事故のあとの報道を見て気づいた。家族の話をして、あきらめるなと言われた。彼の助言どおり努力したと語るウォルター。「そうか、あの時だったんだ。あの夜家を出なければ・・・・」と言いながら、朦朧となるウォルター。「もしもあの時に、そのまま身を任せ、逝けたら・・・・完璧だったのに」と言って涙を流すウォルター。
ハエは天井の高い場所に居座り、下りてこない。「ヤツを仕留める」と、ジェシーが脚立を用意する。朦朧となりながら、脚立を押さえているウォルターは突然、「ジェーンのこと、本当にすまないと思っている」と言う。本当の意味を知らないジェシーは「誰のせいでもない」とウォルターを慰める。
ウォルターが「どうせ全部汚染されている、もういい」と諦めかけた時、ジェシーがハエをついに仕留める。しかし、ウォルターはそのまま、椅子の上で眠ってしまう。ジェシーは寝ているウォルターをソファに移動して休ませ、一人でメスの作業を始める。
作業が終わり外に出たウォルターとジェシー。帰ろうと車に乗り込んだウォルターはジェシーを呼び寄せ、「ラボではおそらく盗聴されているから話せなかった」と言って「私が足りないと言った半ポンドだが、責めるつもりはない。だが、もし、連中に見つかったら、私でもかばいきれない」と忠告する。しかし、ジェシーは「取ってねえよ」と不機嫌な態度で言い返す。
やはり眠れないウォルターは天井の火災報知機のランプを見つめている。赤いランプに一瞬、ハエの影が映り、ハッとするウォルター。
*****************************************
今回は特に大きな事件は起こりませんでした。
どちらかと言うと、内面を描く回だったように思います。
ウォルターはメスの製造で、かなり追い詰められている感じ。何がどうというわけではないけど、そこはかとない不安を感じて、精神のバランスを崩し、ハエを追いかけ回していたのでしょう。
あの時、死ねばよかった的な発言も、心が後ろ向きになっていることの現れだと思います。対するジェシーはまだ前向きで、あまりメスの製造にもプレッシャーを感じていない様子。
コーヒーに睡眠薬を入れたり、眠ったウォルターをそっとソファーに運んだり、一人で作業したりと、ジェシーの優しさがせっかく出てたのに、ラストの「取ってねえよ」で帳消しになっちゃいましたね。
気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!
■シーズン3第10回 ざっくり言うと・・・
大量のドラッグ製造に追われ、精神的な疲労を覚えるウォルター。あまりの作業量の多さにアシスタントを雇おうとジェシーは提案するが、ウォルターは全く取り合わない。ある日1匹のハエがラボに侵入し、2人はハエ退治に夢中になり一晩を過ごす。そしてウォルターは、忘れられないある日の出来事をジェシーに語り始める。 (詳細は下記へ↓)
ブレイキング・バッド(Breaking Bad))
シーズン3 第10話「かなわぬ最期」 ストーリー
午前2時、眠れないウォルターは天井の火災報知機のランプを見つめている。午前6時、起き上がってラボに向かう支度をするウォルター。
ラボの機器を清掃するウォルターとジェシー。ジェシーは「こういうこと、メジャーリーグなら雇った人間にやらせるだろ」と不満を漏らす。
作業後、ウォルターは「生産高が減っている」と言う。「予定より多めに作った分が、足りない」と言うウォルター。「容器に残っていたドロドロじゃないのか?」としらばっくれるジェシー。ウォルターはジェシーが帰ったあともラボに残り、イライラと計算を続ける。すると、一匹のハエが現れる。ハエを捕まえようと追いかけるウォルターだが、ハエはしぶとく、なかなか捕まらない。ウォルターはラボ中を駆けまわり、ハエを追う。
一夜明けた翌朝、ラボに来たジェシーは、車の灰皿にジェーンの口紅の着いた吸い殻があるのを見つける。吸い殻を一度手に取り、また元に戻すジェシー。
ジェシーは、ウォルターがハエを追って一晩、ラボで夜を明かしたと知って驚く。ハエを「汚染物質」と呼び、ハエを駆除するまでは作業も止めると言うウォルターを説得して、外で気分転換しようと連れ出すジェシー。しかし直前で、ウォルターはドアに鍵を掛け、ジェシーだけを締め出す。ジェシーは1階のクリーニング工場にある、ラボのブレイカーを落として、ウォルターを観念させる。
ジェシーが買ってきたハエ取り紙をラボ中に吊るすことで、ひとまず納得するウォルター。ジェシーはさらに、ウォルターにコーヒーをすすめ、ウォルターを休ませるためにこっそりそこに睡眠薬を入れる。何も知らず、睡眠薬入りのコーヒーを飲むウォルターだが、睡眠薬の効果はなかなか現れない。
ジェシーは昔、ガンの叔母の面倒を見ている時、野生動物のオポッサムを駆除した話を語りだす。オポッサムを駆除したあとも、叔母はひどく警戒し、結局その原因はガンが脳に転移したからだったと言うジェシー。それを聞いてウォルターは、定期検診に行ったが症状は落ち着いていると話したうえで、「長く生き過ぎた」と言い、スカイラーに今やっていることが知られる前に死んでいれば、いい思い出だけが残ったと悔やむ。自分は本当はいつ、死ぬべきだったのかと考え始めたウォルターは、「あの夜だ」と、ジェーンが死んだ夜のことを語りだす。生まれて初めて一人でバーに入ったんだ、見知らぬ男が話しかけてきたがあれがジェーンの父親だった。事故のあとの報道を見て気づいた。家族の話をして、あきらめるなと言われた。彼の助言どおり努力したと語るウォルター。「そうか、あの時だったんだ。あの夜家を出なければ・・・・」と言いながら、朦朧となるウォルター。「もしもあの時に、そのまま身を任せ、逝けたら・・・・完璧だったのに」と言って涙を流すウォルター。
ハエは天井の高い場所に居座り、下りてこない。「ヤツを仕留める」と、ジェシーが脚立を用意する。朦朧となりながら、脚立を押さえているウォルターは突然、「ジェーンのこと、本当にすまないと思っている」と言う。本当の意味を知らないジェシーは「誰のせいでもない」とウォルターを慰める。
ウォルターが「どうせ全部汚染されている、もういい」と諦めかけた時、ジェシーがハエをついに仕留める。しかし、ウォルターはそのまま、椅子の上で眠ってしまう。ジェシーは寝ているウォルターをソファに移動して休ませ、一人でメスの作業を始める。
作業が終わり外に出たウォルターとジェシー。帰ろうと車に乗り込んだウォルターはジェシーを呼び寄せ、「ラボではおそらく盗聴されているから話せなかった」と言って「私が足りないと言った半ポンドだが、責めるつもりはない。だが、もし、連中に見つかったら、私でもかばいきれない」と忠告する。しかし、ジェシーは「取ってねえよ」と不機嫌な態度で言い返す。
やはり眠れないウォルターは天井の火災報知機のランプを見つめている。赤いランプに一瞬、ハエの影が映り、ハッとするウォルター。
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今回は特に大きな事件は起こりませんでした。
どちらかと言うと、内面を描く回だったように思います。
ウォルターはメスの製造で、かなり追い詰められている感じ。何がどうというわけではないけど、そこはかとない不安を感じて、精神のバランスを崩し、ハエを追いかけ回していたのでしょう。
あの時、死ねばよかった的な発言も、心が後ろ向きになっていることの現れだと思います。対するジェシーはまだ前向きで、あまりメスの製造にもプレッシャーを感じていない様子。
コーヒーに睡眠薬を入れたり、眠ったウォルターをそっとソファーに運んだり、一人で作業したりと、ジェシーの優しさがせっかく出てたのに、ラストの「取ってねえよ」で帳消しになっちゃいましたね。
気になった方、視聴はぜひhulu(フールー)で!